感情をコントロールして成功する
つい先日、とある社長さんの若い時の話を聞くことができました。
その話をシェアしたいと思います。
『感情の時代』
高度成長期、働く場所は盛んに有り、お金もたくさんもらえる時代がありました。
当時は
『豊かになること』=『やる気』
で稼ぐことができたそうです。
でも今は時代も変わり、年金問題や給料やボーナスが少ないと言いながらも、当時に比べたら便利なものが増え、それなりに豊かになっており、モノによる贅沢に憧れる人が少なくなってきていると言えます。
『自然体で生きたい』とフリーランスを目指す人も多くなり、好きなことで生きて行ける素晴らしさをSNSを通して伝える方も多いですね。
ワクワクするような、本当に幸せを感じる何かを見つけないと、モチベーションが保てなくなります。
日本では毎年約2万人の方が自殺をしているそうです。
ここ数年減少傾向にあるものの結構な数字です。
(2018年度の全国の自殺者は前年より723人減【2万598人】警察庁集計)
自殺理由の上位に来るのはなんでしょうか?
『自分の仕事に生きがいを感じられない』
この理由が結構多いのだそうです。
仕事に対するやる気の欠如が生きている価値と意味の不在になって、自らの命を絶とうと思うくらい無気力感が膨らんでしまう人がいる、ということです。
『やる気』=『感情』
日本人はあまり感情を表に出す文化が根付いてないため、感情を表面に出すことが苦手な人が多いと言われています。
昔は頭が良くて、計算が早い人が『良い人材』とされていたかもしれませんが、今ではスマホやパソコンが当たり前になり、どんなに物知りでも
『ヤフー』『グーグル』には到底かなわなくなりました。
高度成長期に比べて、求められる人材が変わってきたのです。
今、求められている人材は
『パソコンにはできない能力』
つまり
『感情をコントロールする能力』
が必要となるわけです。
日本はすでに十分豊かな国ですから「豊かになることだけ」「報酬を得ることだけ」ではやる気を起こすことは難しくなっています。
豊かになるよりも
『自分の個性を認められたい』
『自分にしかできないことをやりたい』
『人の役に立ちたい』
と思っている人が社会で求められるようになります。
パソコンみたいな人間になるな!
たった一度、人の話を聞いたり、本を読んだりしただけで、覚えたつもりや知っているつもりになっている人がたくさんいます。
でもそんな人に限って
『どういうことか説明して』
というと、いまいち曖昧だったり、肝心なところが抜けていたりするんです。
『頭で学んだことは90%以上忘れるようにできているのだそうです』
「頭」の中にはたくさんの情報が入っているので、全てのことを覚えることは難しく、必要のないものはなるべく減らそうとしてしまうのです。
6ヶ月未満の子供にお猿さんの写真を見せると、猿の顔が全て見分けがつくのだそうです。
でも私たち大人では見分けがつきません。なぜかというと
『ちょっとした違いなら同じ』
と見なすようになっているからです。
つまり「ちょっとした違いなら、忘れる」ようになっていて頭の容量を節約するためにグループ分けしているのです。
人間忘れるのが当たり前で、あまり自分の頭を過信しないほうがいいでしょう。
どんなに記憶力が良くてもハードディスクにはかなわないし、どんなに計算が早くてもパソコンにはかないません。
「頭」の能力が高いからといって成功するわけではないんです。
ホリエモンなんかもよく企業の社長は別に頭が良くて成功した訳ではないと言っています。
成功するためには
『行動できるか、できないか』
そして
『行動』するには十分な『感情』があるかどうかにかかっているのです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。